コーヒーをドリップする際のベストな量【確実に美味しくなる!】
珈琲をお家で淹れている方「コーヒーをなんとなくで淹れとるけど、一回でどれぐらい作るのがいいんやろか。。。美味しく淹れるのに最適な抽出量とかあるんかな? 珈琲を淹れるときのベストな量を知りたい」
こういった疑問に答えます。
◇本記事の内容
- 美味しい珈琲を淹れるには3人分がベスト
- 少量抽出は珈琲を淹れるには向かない
- 結論 : 適切な量を淹れよう【粉の量と抽出量測ってる?】
6畳1Kのウチカフェからこんにちは。
毎日欠かさずハンドドリップで珈琲を淹れているKOnnROです。
多い日には、5、6杯珈琲を飲んでいることもあります。
え、飲み過ぎちゃう!?
と思われるかも知れませんが、これには理由があります。
私は珈琲を飲む以前に、淹れる行為そのものが好きです。
美味しい珈琲が淹れられるベストな量で二回ドリップすると、5,6杯になるので沢山飲むことになるのです。
本記事では”珈琲を淹れるときのベストな量”をまとめてみました。
もしかすると、あなたの淹れる珈琲の量は、少な過ぎるかも!?
この記事があなたの珈琲ライフの参考になればと思います。
目次
◎美味しい珈琲を淹れるには3人分がベスト
結論として、珈琲を淹れる上で、美味しい珈琲を淹れるには3人分がベストです。
〇三人分の具体的な量とは
1人分と一口に言っても、カップの大きさにもよりますからね。
ここで一般的に言われていることを紹介しますが、1人分、珈琲粉10gで珈琲140〜200ml抽出するのが良いとされています。
ただ、この一般的な説明では、抽出量に対する粉の割合が少ないと考えます。
この記事でオススメしたいのは、粉10gに対して、珈琲を120ml抽出するやり方です。
これを3倍して、粉30gで珈琲360mlにすれば、3人分になりますね。
こちらの割合は、自家焙煎珈琲屋さんのすぐろ珈琲さん→ Instagram Konnro / Coffeeも推奨しています。
〇粉10gで珈琲を120ml抽出する理由
先程も言ったように、珈琲粉10gで珈琲140〜200ml抽出するのは粉の割合が少ないです。
珈琲を抽出する際に気をつけたいことの1つに、過抽出というものがあります。
珈琲が過抽出されると、苦味が強くなり、渋みやエグ味が目立つようになります。
その過抽出の原因になるのが、湯の温度が高いことと、湯の量が多いことなのです。
また、後半に抽出される珈琲液は薄いということも、この記事でいう分量をオススメする理由の1つです。
粉10gで珈琲を120ml抽出する方法は、まさに珈琲成分の良いとこ取りなのです。
〇3人分を抽出するのに最適なドリッパー
3人分をドリップするには、それに適切なサイズのドリッパーを使うのが良いです。
粉の量や抽出量、そして過抽出のなりにくさを考えると、4人用の円錐形ドリッパーをオススメします。
(円錐形ドリッパーがオススメな理由はこちらで説明しています。)
その中でも、万人が使いやすいのが、”KEY COFFEE クリスタルドリッパー”です。
クリスタルドリッパーは、扇形ドリッパーであると同時に、他にはないダイヤ状の特殊なリブが彫られています。
このリブが、湯の落ちるスピードを適切にコントロールしてくれるので、入門者にも扱いやすいドリッパーなんですね。
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ドリップに慣れていて、ある程度注ぎ方に自由度が欲しい方にはこちらもオススメです。
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◎少量抽出は珈琲を淹れるには向かない
1人で珈琲を楽しまれるとき、あなたは丁度一杯分を抽出していませんか?
実は、一杯分を美味しく抽出するのは、熟練の方でも難しいのです。
〇一杯分だけを美味しく抽出するのは難しい
珈琲一杯分のおおよそ10gです。
これがドリッパーに入っているところを想像してみてください。
実際にやってみると分かるのですが、思ったよりもかなり少なく、珈琲の層が薄くなります。
そこにお湯を注ぐと、お湯はすぐにサーバーへと落ちてしまいます。
粉が少なくなったのに、ケトルの口の大きさは変わらないので、お湯の量をコントロールするのが難しいのです。
従って、薄い珈琲が抽出され、美味しくない珈琲になってしまいます。
淹れるあなたの腕以前に、そもそも少量を抽出することは難しい、と覚えておいてください。
〇少量抽出は汎用性が低い
どうしても1人分を淹れたい場合、1人用のドリッパーを使うという手はあります。
大きなドリッパーより、1人用のドリッパーは背が低いですよね。
ですので、粉とケトルの注ぎ口の距離が近くなり、お湯のコントロールはしやすくなります。
これは、3人分を淹れる場合にも言えますが、なるべく粉と注ぎ口が近くなるように、適切なサイズのドリッパーを使うのが美味しい珈琲を淹れるコツですね。
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ただ、KEY COFFEEさんのクリスタルドリッパーのようにサイズ展開がないものもありますし、使う場面が限られてしまうので汎用性は低いです。
どうせなら、汎用性が高くて美味しく淹れられる、3杯取りをオススメします。
◎結論 : 適切な量を淹れよう【粉の量と抽出量測ってる?】
結論としては、ざっくり言ってしまえば、適切な量を淹れましょう、ということです。
ただ、そこで粉の量と抽出量を正確に測るということが大切になってきます。
普段測ったことがないという方で、測るのが面倒くさいという方、大丈夫です。毎回測る必要はないので、最後まで読んでくださいね。
〇最低限準備したい道具
最低限準備したい道具は、
・細かい目盛りの付いているサーバー
・コーヒー用のメジャースプーン
この2つがあれば十分です。
私がオススメしているのは、HARIOさんから出ているものです。
なぜかというと、サーバーに関しては、目盛りが大雑把にしか付いていないものもあるからです。
大抵のコーヒーサーバーには、一杯分、二杯分という目盛りが付いていますが、それが何mlなのかはメーカーによって異なります。
なので、しっかりmlが表記されているHARIOさんのものをオススメします。
また、HARIOさんのメジャースプーンには、8g,10g,12gの目盛りがあって便利です。
どこのメーカーさんのものでも問題ありませんので、先述の2つのものを揃えてみてください。
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〇適切な量を測る
さて、適切な量を測って、珈琲を淹れます。
粉で珈琲を買っている方は、メジャースプーンの目盛り通りに測れば問題ありません。
ただ、より美味しい珈琲を求める場合、豆で買った方がいいです。
ただ、豆で買っている方は注意が必要です。
メジャースプーンは粉を基準に目盛りが付いているので、豆を正確に測るのには向かないのです。
じゃあ、毎回計らなきゃいけないのか……
安心してください、そんなことはありません。
メジャースプーンに山盛りにして、それをキッチンスケールに乗せてみてください。
そうすると、だいたい15gじゃないですか?
それが分かれば、次回からメジャースプーン2杯分を使えば、30gを測れますよね。
面倒くさがりの方も、これで毎回測ることなく珈琲を淹れられます。
〇適切な量で抽出するとドリップが安定する
ここまで読んでくださった皆さんは、おそらくお家で珈琲を淹れられている方やと思います。
適切な量を測って抽出することは、当然美味しい珈琲を淹れることに繋がります。
さらに、これで珈琲を淹れ続けると、あなたのドリップ技術が確実に向上していきます。
なぜかというと、しっかり測って淹れることで、美味しく珈琲が淹れられなかったときに量の問題ではないと分かるからです。
こうして、他の部分、例えば豆の鮮度や、豆の種類などを調整すれば、どんどんあなたの珈琲は美味しくなっていきますよ。
美味しい珈琲のためだけでなく、あなたのドリップ技術の上達のためにも、量を測って淹れるのは大切なことなのです。
◎まとめ:粉30g・珈琲360mlで淹れ始めるとどんどん珈琲が美味しくなる
記事のポイントをまとめます。
- 美味しい珈琲を淹れるには3人分がベスト
- 少量抽出は珈琲を淹れるには向かない
- 結論 : 適切な量を淹れよう【粉の量と抽出量測ってる?】
こんな感じです。
私はこの方法で淹れて1日5,6杯のんでいますが、1杯はコーヒーカップ計算ですので、多過ぎずちょうどいいくらいですね。
むしろ、ちょっとずつちょっとずつゆっくり飲むので、量の割に満足感があります。
何はともあれ、粉30g・抽出量360mlで測ってドリップしてみること、これに尽きますね。
今までなんとなくでドリップしていた方は、違いを実感できるはずです。
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というわけで、今回は以上です。
この記事は、私が考える”美味しい珈琲を淹れるための適切な分量”の結論ですが、みなさんはどう思いますか?意見や感想など、ぜひお聞かせください!
コーヒー屋・フリーランスWebマーケター|ミニマリスト|心の病気・通勤中に倒れる ▶︎ 教師辞める ▶︎ 全国を回る出張バリスタ・Webライター ▶︎ 実店舗オープン・Webマーケター|店番しながら仕事したり、コーヒー飲みながら仕事したり。